昨年度の名古屋女性スタートアップ・ラボに参加してくださった方の声をご紹介します。
野村 菜月さん
ののじ家
研究会に参加した当時はどんな状況でしたか?
研究会参加時は、家業を継いだ夫の手伝いをするぐらいでした。夫が会社を経営しており、家業の商品もあったのですが、従来のビジネスモデルでは限界を感じ、私個人で企画して商品を販売していこうという気持ちになり、研究会への参加を決めました。ただ、商品はお客さんから欲しいものを聞いて作るというスタンスでした。
影響を受けたプログラムは?
研究会では、実際に事業を経営されているプログラムナビゲーターの中島さんへの個別相談がとても有効でした。私が「こういうこと考えているんですけど…」と漠然な質問をすると、「どれぐらい?どんな人に?どこへ向けた商品?どれぐらいのシェアがある?」など具体的に数字で聞かれたことで、「そういうことが必要なんだ!」と気づきました。面談をきっかけに具体的に考えるようになり、アンケートを取ったり、具体的な行動を起こしたりできるようになりました。
また、オープンセミナーも実際に経営されている女性経営者のお話を聞くことができ、実体験を伴ったお話がとても参考になりました。特に第5回のkay me株式会社の毛見さんのお話は、利益がでるかわからないけれど、こだわって商品を作っている姿勢に圧倒されました。私自身、コストを考えると躊躇してしまうところがありますが、こだわってひとつずつ作り上げていきたいなと感じました。
今後の展開は?
今までは、夫のバックアップをすればいいと思っていたのですが、研究会に参加していろいろ学ばせていただき、バックアップでは限界があることを痛感しました。「自分でやらないとダメだ」と気づき、受注型ではなく、こちらから商品を提案するスタンスに意識が変わりました。今後は、百貨店やメーカーとも商談することで、新規取引先を月に1社ずつ増やしていけるよう活動していきます。
※2019年12月にインタビュー実施
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