NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.第1期のスタートアップ・セミナーが終了しました。7月15日(水)〜8月5日(水)までに全4回のセミナーを開催しました。
オンラインでの開催となりましたが、全回全員出席していただきき、セミナー終了後のグループ相談会にも8割に参加していただきました。今年のスタートアップ・ラボのテーマ「新しい時代に向けたビジネスストーリーを描こう」にもあるように、開催形式も新しい時代を取り入れ、3密を避けながらも、内容は”密”なものになったと思います。
Day1 社会変革とビジネスチャンス
開催日:2020年7月15日(水) 10:00-12:00
参加者:13名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)、中島 康滋(サスティナブル・ストーリー株式会社)
目的:外部環境が大きく変わる中、たくさんのビジネスチャンスが生まれる。変化に気づき、捉え、自らのアイデアやビジネスと繋げてアクションに変えていくための、マインドとスキルを身につける。
気づき・印象に残ったこと:
- スタートアップの考え方、そもそも事業の規模を考えるという点で新しい視点を持つことができた。
- これまで全然情報として入っていなかった海外の事業の話が聞け、グローバルな視点を持つことができた。
- スタートアップとスモールビジネスについての意識、考え方の変化を自分の中で感じることができた。
第1回は、「社会変革とビジネスチャンス」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、スタートアップとスモールビジネスの違いや、スタートアップ大国イスラエルやシリコンバレーの事例をご紹介いただきました。また、昨今注目されている、メーカーが自社で企画・製造した商品を、自社のECサイトを用いて直接消費者に販売する仕組みD2C(Direct to Consumer)や、日本のスタートアップ商品やサービスの紹介もありました。さいごに、自身のビジネスにおいて、「売上」「社会」「自分」が、5年後どのようになっていたいかの個人ワークの後、全体シェアを行ない、自身のビジネスを視野を広げ、視座を上げ、見つめ直す契機となりました。
Day2 顧客創造とプロトタイピング
開催日:2020年7月22日(水) 10:00-12:00
参加者:13名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)
目的:スタートアップでは「プロダクトを作る前に顧客を見つける」ことが不可欠。その顧客を見つけるためにプロトタイピングを実施し、顧客の真のニーズ(課題解決)を見つける。
気づき・印象に残ったこと:
- スタートアップの準備段階を具体的に説明していただきわかりやすかった。
- 不完全なモデルでも早期にテストマーケティングを行なっていく、とにかくヒアリングやインタビューで作り上げていくということを学び、行動してみようと思った。
- プロトタイピングをしてフィードバックを得て、失敗の少ないビジネスプランにしていくのが必要だと思った。
第2回は、「顧客創造とプロトタイピング」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、プロトタイピングについてレクチャーがありました。プロトタイピングする前に、どのような準備が必要かを具体的に説明していただきました。競合他社分析やマッピング、ペルソナなど、考えておかなければならいことと分かってはいるが、あいまいなまになっていた部分を、個別ワークでしっかり向き合いました。また、マッピングの軸の置き方や、市場サイズの捉え方など、質疑応答の時間を有効に活用して、自身のビジネスに置き換え考える時間となりました。
Day3 ビジネスモデルとビジネスプラン
開催日:2020年7月29日(水) 10:00-12:00
参加者:13名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)
目的:ビジネスモデルの選択を間違えると、いつまでも事業が成長せず自転車操業になる。ビジネスモデルを検証し、投資回収で事業が成長するビジネスプランを描く。
気づき・印象に残ったこと:
- ビジネスモデルと収益性の評価について具体的な内容が学べた。
- 市場規模の小ささに不安を抱いていたが、市場全体から見て良いとアドバイスが頂けて安心した。
- 事業内容や売上のことについても今まで何となくでやってきたが、きちんと理論的に数字を出して追っていくことが重要。自分自身の事業に当てはめて考えてみたいと思った。
第3回は、「ビジネスモデルとビジネスプラン」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、ビジネスモデルの選択を間違えると、思うように事業が成長せず苦しい時期から抜け出せないままになる。ビジネスモデルの検証が必要であり、そのポイントや手法について説明していただきました。例としてユニットエコノミクスの指標を挙げ、LTV(ライフタイムバリュー)と、CAC(一人当たりの顧客獲得コスト)の計算の仕方を学びました。どの数値なら、広告投資の効果があるかなど実例を用いて紹介していただきました。
Day4 心を動かすビジネスストーリー
開催日:2020年8月5日(水) 10:00-12:00
参加者:13名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)、中島 康滋(サスティナブル・ストーリー株式会社)
目的:相手が聞きたいことと、あなたが伝えたいことには少しギャップがある。社会の期待に応えるビジネスの必然性とあなたの想いを伝えるストーリーを描き、ピッチに落とし込む。
気づき・印象に残ったこと:
- ピッチを行うとき、自分がわくわくしていることが大事というのがとても印象に残った。
- エビデンスを自然に織り込むというのが難しい、でも必要だなと感じた。
- 短いセンテンスで簡素に伝えることが、意外に難しかった。
- ピッチの注意点がとても勉強になった。ピッチのあとにいただいた皆さんからのコメントも心温まった。
第4回は、「心を動かすビジネスストーリー」。スタートアップ・セミナーの最終回でした。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、1分ピッチの内容や構成についてレクチャーしていただいた後、実際に、1分ピッチをつくり、一人ずつ発表をしました。他の参加者、プログラムナビゲーター中島康滋さんや、名古屋市、事務局から、ピッチを聞いてのフィードバックコメントを返しました。オンラインでの発表ということで、リアルの1対1のピッチや、壇上にたってのピッチとは趣が違いましたが、新時代において、オンラインでのピッチの場も今後増えてくる可能性があり、新しい形式でのチャレンジの場になったと思います。
2020年度 NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.第2期のお知らせ
2020年度 NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.第2期のエントリー受付中です。第2期のスタートアップ・セミナーは、10月14日(水)、21日(水)、28日(水)、11月11日の全4回開催します。セミナー終了後、希望者は、選抜審査の後、展示会への出展や伴走支援が受けられれます。
第1期同様に、プログラムナビゲーターは、白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)と、中島 康滋(サスティナブル・ストーリー株式会社)が担当します。
これからの新しい時代に向けたビジネスストーリーを一緒に描いていきましょう。エントリーお待ちしています!