NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.第2期のスタートアップ・セミナーが終了しました。10月14日(水)〜11月11日(水)までに全4回のセミナーを開催しました。
第1期に続き、オンラインでの開催となりました。第2期は夜開催ということで、日中仕事をされている方や遠方からの参加もありました。
Day1 社会変革とビジネスチャンス
開催日:2020年10月14日(水) 19:00-21:00
参加者:14名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)、中島 康滋(サスティナブル・ストーリー株式会社)
目的:外部環境が大きく変わる中、たくさんのビジネスチャンスが生まれる。変化に気づき、捉え、自らのアイデアやビジネスと繋げてアクションに変えていくための、マインドとスキルを身につける。
気づき・印象に残ったこと:
- 知らないことだらけであり、大変勉強になりました!白木さんの説明も、実際の経験に基づいていて、とてもわかりやすかったです!
- スタートアップについて、しっかりと理解できたことがとても大きかったです。今まで自分がスモールビジネスの考え方だったことがよくわかりました。振り返れたことがとてもよかったです。社会を変えたい気持ちを胸に、改めてビジネスモデルを立てていきます!
- 同じグループの方々が、似た分野への価値観などを持っていて、また似た憤りを感じていることがとても印象に残りました。私の事業へもおもしろいとか興味があると言っていただけてうれしかったです。いつもマネタイズでつまずいて止まりますが、共感の声を聞くとがんばろうと思えます。
第1回は、「社会変革とビジネスチャンス」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、スタートアップとスモールビジネスの違いや、スタートアップ大国イスラエルやシリコンバレーの事例をご紹介いただきました。また、昨今注目されている、メーカーが自社で企画・製造した商品を、自社のECサイトを用いて直接消費者に販売する仕組みD2C(Direct to Consumer)や、日本のスタートアップ商品やサービスの紹介もありました。さいごに、自身のビジネスにおいて、「売上」「社会」「自分」が、5年後どのようになっていたいかの個人ワークの後、全体シェアを行ない、自身のビジネスを視野を広げ、視座を上げ、見つめ直す契機となりました。
Day2 顧客創造とプロトタイピング
開催日:2020年10月21日(水) 19:00-21:00
参加者:12名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)
目的:スタートアップでは「プロダクトを作る前に顧客を見つける」ことが不可欠。その顧客を見つけるためにプロトタイピングを実施し、顧客の真のニーズ(課題解決)を見つける。
気づき・印象に残ったこと:
- 質問の機会があり、その場で疑問が解決されたことでつぎのステップが分かったため有意義でした。
- 不会社の規模やサイズにより、作られる商品や生まれるサービス、また会社の雰囲気までもが変わってくるという白木さんの意見はしみじみしました。
- 社会的インパクトの立て方にも色々あるということ、また、新しい市場を開拓していく上で競合他社はどこになるのか改めて考えることができました。
第2回は、「顧客創造とプロトタイピング」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、プロトタイピングについてレクチャーがありました。プロトタイピングする前に、どのような準備が必要かを具体的に説明していただきました。競合他社分析やマッピング、ペルソナなど、考えておかなければならいことと分かってはいるが、あいまいなまになっていた部分を、個別ワークでしっかり向き合いました。また、マッピングの軸の置き方や、市場サイズの捉え方など、質疑応答の時間を有効に活用して、自身のビジネスに置き換え考える時間となりました。
Day3 ビジネスモデルとビジネスプラン
開催日:2020年10月28日(水) 19:00-21:00
参加者:13名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)
目的:ビジネスモデルの選択を間違えると、いつまでも事業が成長せず自転車操業になる。ビジネスモデルを検証し、投資回収で事業が成長するビジネスプランを描く。
気づき・印象に残ったこと:
- ライフタイムバリューをカスタマーアクィジションコストで割ったユニットエコノミクスというスタートアップ企業に重要な指標を知る事ができた。
- 改めて自分の考えているビジネスの収益性はどうなのか、儲かるのか?というところを考え直さないといけないと思いました。
- ビジネスモデル検証をワークで考えることができて、自分の考えているビジネスは循環できるのかを見つめることができました。
第3回は、「ビジネスモデルとビジネスプラン」。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、ビジネスモデルの選択を間違えると、思うように事業が成長せず苦しい時期から抜け出せないままになる。ビジネスモデルの検証が必要であり、そのポイントや手法について説明していただきました。例としてユニットエコノミクスの指標を挙げ、LTV(ライフタイムバリュー)と、CAC(一人当たりの顧客獲得コスト)の計算の仕方を学びました。どの数値なら、広告投資の効果があるかなど実例を用いて紹介していただきました。
Day4 心を動かすビジネスストーリー
開催日:2020年11月11日(水) 19:00-21:00
参加者:11名
プログラムナビゲーター:白木 夏子(起業家。ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO)、中島 康滋(サスティナブル・ストーリー株式会社)
目的:相手が聞きたいことと、あなたが伝えたいことには少しギャップがある。社会の期待に応えるビジネスの必然性とあなたの想いを伝えるストーリーを描き、ピッチに落とし込む。
気づき・印象に残ったこと:
- 皆さんのピッチを聞くことができ、また、自分自身のピッチへのフィードバックをいただけた。
- 自分と皆さんで1分ピッチのフィードバックをし合えたことがよかった。なかなかそのような機会がないので貴重な機会でした。
- 自分以外の(さらに、チームのメンバー以外の)視点から、客観的に意見をいただけることが非常に有意義でした。当事者だからこそ気づかなかった視点を指摘していただけました。
- ピッチの中で、わからない言葉が出てくると思考がストップしてしまう。全ての人に伝わる言葉選びの難しさと大切さを感じました。
第4回は、「心を動かすビジネスストーリー」。スタートアップ・セミナーの最終回でした。プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、1分ピッチの内容や構成についてレクチャーしていただいた後、実際に、1分ピッチをつくり、一人ずつ発表をしました。他の参加者、白木さんや、名古屋市、事務局から、ピッチを聞いてのフィードバックコメントを返しました。オンラインでの発表ということで、リアルの1対1のピッチや、壇上にたってのピッチとは趣が違いましたが、新時代において、オンラインでのピッチの場も今後増えてくる可能性があり、新しい形式でのチャレンジの場になったと思います。
土曜グループ相談会
セミナー開催週の土曜日にグループ相談会を開催しました。セミナーの中では聞ききれなかったことや、個別の事業の悩みについて相談しました。プログラムナビゲーターの白木さんだけでなく、参加者同士の意見交換の場にもなりました。
相談内容の例:
- 法人化する際に、法人格をどれにするか悩んでいる
- ボランティアやインターンなどへの報酬について
- 新商品のパッケージ案について、意見がほしい
- ビジネスモデルについて、意見がほしい
土曜グループ相談会:
10月17日(土)10:00-11:00 8名
10月24日(土)16:00-17:00 9名
10月30日(土)10:00-11:00 9名
11月14日(土)10:00-11:00 6名