12/9(水)NAGOYA MIRAI INNOVATORS中間報告会を開催しました。第一部において、NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.(女性スタートアップ研究会)の進捗報告をし、参加中の女性起業家によるピッチのあと、NAGOYA MIRAI INNOVATORSのSUPPORT MEMBERS(サポートメンバーズ)とのメンタリングを実施しました。
挨拶
(撮影:JellyWare)
まずはじめに、名古屋市経済局イノベーション推進部 次世代産業振興課長 水谷真様よりご挨拶いただきました。
「ICT価値づくり研究会、女性スタートアップ研究会ともに、コロナ禍での開催となり、特に女性スタートアップ研究会はすべてオンラインでの開催でした。本事業は国の地方創生交付金を活用して企画されておりますが、こういった事態は今回が初めてであり、われわれも試行錯誤の中での運営でした。本事業は来年も行う予定です。いい流れで来年につなげていきたいと思っています。言葉の大切さ、至極の1分ピッチを期待しています!」
と声援をいただきました。
経過報告
つぎに、プログラムナビゲーターの中島康滋さんより、スタートアップ・ラボセミナーでの取り組みや、オープンセミナーの実施状況についてご報告いたしました。
「コロナ禍の中での参加者募集となりましたが、春の昼開講と秋の夜開講の2期構成での開催となりました。合計24名にご参加いただき、ただいま10名の伴走支援をしています。中間報告会ということで本日は女性起業家の課題を聞いていただき、ブラッシュアップできる機会になればと思います。」
とお願いがありました。
(撮影:JellyWare)
また、同プログラムナビゲーターの白木夏子さんから、
「昨年は毎月ここガレージへ来てセミナーを行なっておりリアルでの交流などの良さもありましたが、今年はオンライン開催となったことと2期に分かれての開催となり少人数でできたことにより、オンラインではあるけど近い距離で事業にコミットした伴走支援ができているなという実感があります。コロナ禍でなかったらこういうことも起こっていなかったので、ピンチをチャンスに変えた事例だったのではないかと思っております。その成果が1分ピッチでみえるかなと思いワクワクしております。」
と声援をいただきました。
1分ピッチのコーナーでは、8名の女性起業家がピッチを行いました。
(以下のピッチ風景の写真は全てJellyWare撮影)
一般社団法人日本手作りコスメ協会
辻本 奈々
学んで作る!手作りキッズコスメメイキングトイ
Little Choices(リトル・チョイス 仮)
デワルト イレーネ
あなたの暮らしにもっと「地元愛」を。量り売りで手軽な地産地消
epicy(エピシー)
早崎知代
自分に必要な栄養がカスタマイズできるパーソナライズスープ
フィトレメディ
溝渕史乃
現代人のプチ不調を、薬用植物でサポートする
ナデシコ留学
新美友紀子
女の子のキャリア意識とリーダーシップを育てる留学
コネクティッド(仮)
小川実花
3-12歳対象オンラインを主軸としたアフタースクール
プラスマッチ
北野梢
歯の悩みを解決『歯の相談窓口』
WTOC「教室から世界一周!」プロジェクト
堂原有美
教室から世界一周をし、世界の多様性に触れよう!
グループメンタリング
(撮影:JellyWare)
後半は、テーブルごとに分かれ、グループメンタリングを行いました。
ご参加いただいたSUPPORT MEMBERSやメンターから次のようなコメントいただきました。
- 思いを持って取り組みされていることが伝わってきました。思いがあってありすぎる分広がりがちな部分もあるので、ビジョンは大きく持ってもいいのですが、実際にアプローチするにあたりどこに絞っていったらいいのかというのがわかると、もっともっと行動しやすくなるのではないかとアドバイスさせていただきました。また、やることをご自身だけに留めず、仲間をつくって広げていけると大きなアプローチがしやすくなるのではという視点もお伝えさせていただきました。(メンター)
- わたしなら思いつかない女性の生活視点からのビジネスモデルだなと感じました。わたしは顧客の提供価値ということで、だれになにを提供してお金を儲けるのかということを考えているのですが、顧客へ提供するものがアンマッチなものも多かったです。「顧客」の捉え方がざっくりしている方もいたので、その辺りを見極めていけると、もっとくっきりしたビジネスモデルになるのではないかと感じました。(メンター)
- クラウドファウディングについて、いろんな方を巻き込んだほうがいいよ、リターン品はいろんなバリエーションがあるといいよという具体的なアドバイスをいただきました。また、キットを活用して今後どうしていきたいかなどのビジョンを共有してアドバイスをいただきました。(女性起業家)
- 商品とターゲットが解離していることに気づきました。この商品はだれが何のために買うのかを深く突き詰めて考えていかないと難しいのかななどいろんな気づきをいただきました。頭から煙が出るぐらい考えて進めていければと思います。(女性起業家)
- 思いが詰まった事業なんだなということが伝わってきました。ビジネスとして展開していく以上は、収支やターゲットを明確にして、たとえばコストはいくらかかるのかを計算していくことも必要。思いがあることはわかりましたので、みなさん苦手と感じている数値の部分も意識していただけるとより長く続くサービスになるのかなと思いました。(SUPPORT MEMBERS)
スタートアップ・ラボ参加者交流会
NAGOYA MIRAI INNOVATORS中間報告会第一部終了後に、スタートアップ・ラボ参加者で交流会を開催しました。今年度のセミナーは全てオンライン開催でしたので、一堂に会するのは今回がはじめてです。
移住先の鎌倉から駆けつけてくださったプログラムナビケーターの白木さん、中島さんを囲んで、参加者同士の近況報告を交えた交流会を開催しました。
参加者の声
- 初めてリアルに皆さんとお会いできて、とても嬉しく、学びの多い会になりました!リアルってとても大切だと思いました。メンターの方々の意見もしっかり聞くことができ、自分に不足していること、軸をしっかり持つことの重要さをさらに考えでばならないことがわかりました。
- 顧客は何のためにその商品を買うのかという根本的な部分がまだ弱いということを改めて思いました。
- やはり具体的なサービスに繋げていくところに悩みますが、「時間をかけて練る」というところの大切さを何人の方もおっしゃっていたので、焦らずコツコツ練りたいです。
- オンラインで何でもできると人は言うけれども、たしかに、間違いなく対面で会う良さや安心感はあると思いました。これからの時代、ITで越えられない部分を人が見つけていくことも一つのビジネスヒントになると思いました。
- 色々な事業をしているメンバーが集まっていて、とてもいい刺激を貰えました!知らない分野の話が聞けることが本当に学びとアイデアに繋がるので嬉しいです。
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NAGOYA MIRAI INNOVATORS中間報告会
日時:2020年12月9日(水)13:30-17:00
会場:ナゴヤイノベーターズガレージ
(愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク4F)
https://garage-nagoya.or.jp/
参加者:30名(うち女性スタートアップ研究会14名)