9/8(水)に、NAGOYA WOMEN STARTUP LAB. 2021 スタートアップ・ラボ プログラム【第5回 ひとりから組織へ、事業を仕組み化する 】を開催しました。
個人事業からどのように組織にしていくか、どうやって事業をまわしていくかなどを、感覚的に理解しながら、自身がもつリソースや個人の特性を生かして事業化していければと説明がありました。
あなたはどんなタイプ?
はじめに、人や組織について苦労していることを小グループで話し合ったあと、スタートアップ期における起業家の課題には、①ビジネスが成長しない、②組織にならないの2つがあると紹介がありました。
つぎに事前に診断したWingsFinderの診断結果をふまえ、①Structure(構造的)、②Pattern(型的)、③Emotion(感情的)、④Concept(概念的)のうち、自身はどんなタイプなのかについて説明がありました。タイプは役割としてとらえ、普段から意識しなくてもできてしまうことはどんな部分なのかについて確認しました。
また、起業家がワンオペになってしまいがちなケースとして、起業家が反応しやすい特性がチームに及ぼす影響についてや、メンバーとのコミュニケーションの際に特性に応じて気をつけておきたいことなどの説明がありました。
事業の仕組み化について
事業は、Concept→Structure→Pattern→Emotionの順に流れることをふまえ、それぞれの業務内容にはどんなものがあり、それをチームメンバーのだれが対応しているのかを洗い出し、事業の流れを各自整理し、小グループで共有し合いました。
さいごに、事業を仕組み化するポイントとして、①じぶんで全部やらない、②自分の苦手に時間を割かない、③ビジネスは多様性が重要の3つを挙げ、スタートアップ起業にとって、ひとりから組織へ、そして事業を仕組み化していくことの必要性を説明していただきました。
参加者の声
- 分析をさせていただいたおかげで、自分の得意と苦手、それをどう使い分ければいいかがわかりました。(起業家あるあるのPのコツコツやるのがとても苦手。)それを組織にするなら、なおさら適材適所を見極める視点を持たないといけないとわかりました。
- 「苦手なところに囚われ続けて、得意なことに支障をきたさないように」という言葉が印象に残りました。
- 性格診断の結果をもとに現在の事業の流れを考えるのは、新しい視点で興味深かったです。
- 欲しい分野の人材だと思って始めてみても実際に仕事をしてみると違うこともあるので、意識的に業務や適材適所を区分していく必要もあると感じた。
- 診断結果から、自分が集中してやるべきこと、他に任せるべきことが見えてきてとても良かったです。
- 事業の仕組化のところで、PDCAを回すように役割分担していく、といった視点で見た時に、Pのコツコツ実行に至らず終わっていることがたくさんあるなと思いました。自分の認識していなかった部分で役割を改めて考えることが出来、とても納得感がありました。
- 現在は個人から法人というフェーズではないものの、個人事業主で一人で活動している中でも、いろんな方々を巻き込んで協力してもらう事や、自分から動くという大切さもこのコミュニティを通じ感じております。
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NAGOYA WOMEN STARTUP LAB. 2021 スタートアップ・ラボ プログラム
タイトル:第5回 ひとりから組織へ、事業を仕組み化する
日時:2021年9月8日(水) 10:00-12:00
会場:オンライン(Zoom)
ナビゲーター:白木夏子|起業家/ジュエリーブランドHASUNA Founder&CEO、中島康滋|サスティナブル・ストーリー株式会社 代表取締役
参加者:15名、ビデオ受講:9名