あいち女性起業家支援プログラムCOMPASS、ブラッシュアップ期間が始まり、3週間に渡っての集中講座と相談Weekを実施しています。
今日はブラッシュアップセミナーの2日目。
本日も愛知県信用保証協会様に会場をご提供いただき、前回同様、活気と笑いの溢れる場で、とてもエネルギーの高いセミナーとなりました。
本日は協賛機関からの応援として、名古屋市信用保証協会様に来ていただきご案内をいただきました。
まず最初に、今回のアクセラレーション期間でのメンターによる伴走支援について、本日オブザーバーで参加いただいた、メンターの柴田朋子さんと、白上昌子さん、そしてコーディネーターの久野美奈子さん、中島康滋さんによるトークセッションが始まりました。
メンターとは何か?
それは、答えをくれる相談者ではない。
自分が決定していくための、壁打ち相手である。
メンターの役割を確認した後に、メンターのお二人との会話の中から、メンターの使い方などの話がありました。
- プラスもマイナスも正直に、メンターがエライわけじゃないので、素の状態で接するのが良い。
- 起業家としてわからないことばかりの中で、決定をしていかなければならにことが多い。その決定をサポートする存在。
- いろいろな話をして、やっぱり自分はこれで良かったんだ、と思う腹落ち感をするための壁打ち的な存在。
- 当事者だとわからないこと、必死なことに目を向けて、目の前のことがわからなくなってしまうことはよくある。
- メンターという人の見つけ方や付き合い方などを、この間に見つけていっても良いのでは。
そして、コーディネーターの中島康滋さん(イノベーションファクトリー株式会社)による「ビジネスモデルを整理する」の講座が始まりました。
カーナビでゴールを設定した時に、ルートが出るのはなぜですか?
こうした問いに対し「現在値を理解するこの必要性」についての話にはじまり、1日目で実施した「ブレない理念の必要性」が「方位(コンパス)」が必要だということの理解を深めました。
スケールアップ計画シートの中でも、現在のことに集中し、理想や妄想を入れず現在にどれほど向き合えるかという整理の方法からワークを行いました。
そして、ビジネスの全体像や構造を把握し、ビジネスがどのように回っているのかという「ビジネス相関図」を描くことを通じて、現在の事業の整理を行いました。
カンタンな図ではあるものの、現状の絡まっている業務を紐解いて行く作業は、みなさん苦労されていたようです。
そして最後に、個別面談を実施しました。
みなさんの参加に対する意気込みを直接お聞きすることができました。
[参加者の感想]
・何度書きかけて上手くいかなかった相関図が、初めて見える形になりました!
・知らなかったばかりのテーブルで、思わぬ熱いコメントやアドバイスをいただけて嬉しい気分になりました。
・グループで発表しあうことで、頭の中が少し整理することができました。相関図を書き出すと整理され、どこから利益が出るのかが明白になりました。
・現実と理想を混同しない、やれることとやりたいことを混同しない!→本当に混同している自分に気づきました。整理します。
・ビジネス相関図で、頭の中が整理されていく喜び!
・実際の例が多くあったので、何をどう書いたら良いのかわかりやすかった。
・「現在地(基点)があるからゴールまでのルートが決められる」は衝撃的でした。
・メンターもひとりの人として同じ悩みや苦労を乗り越えてきているからこそ、良いアドバイスをいただける近い存在だと思えました。
スケールアップ計画シートは、ごく一般的なもので、よくある事業計画書をわかりやすくしたものを用いています。
ビジネス相関図の書き方などがわからない場合には、創業窓口や起業相談を利用してくださいというご案内をいたしましたので、ぜひ、COMPASSの協力・後援機関のみなさまにサポートいただければと思います。
オールあいちで、ぜひ起業家を支援していきたいと思っております。
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あいち女性起業家支援プログラムCOMPASS【STEP1ブラッシュアップ】第2回セミナー
開催日:2019年9月26日(木)10:00-12:00
場所:愛知県信用保証協会 8階会議室 (名古屋市中村区椿町7−9)
コーディネーター:中島康滋、久野美奈子
メンター:柴田朋子、白上昌子
参加者数:50名(起業家48名、支援機関2名)