あいち女性起業家支援プログラムCOMPASSにエントリーした方を対象に久遠チョコレートへのフィールドワークを実施しました!
2月6日(木)に、本プログラムにエントリーしていただいた方の中から希望者を対象にフィールドワークを実施しました。
行き先は、久遠チョコレート名古屋藤巻店。こちらに併設されている、児童発達支援と放課後等デイサービスのほわわ名古屋星ヶ丘を見学させていただきました。
まずは2階にある施設のスタッフの方から、施設の概要やサービスを利用しているお子さんの状況などについて教えていただきました。建物の至るところに工夫が施されており、コンセントの位置や、トイレの配置、廊下の幅など、支援の現場で利用者やスタッフが快適に過ごせるよう綿密に設計されていました。
利用されているお子さんは重症心身障害や医療的ケアが必要な方や、療育センターなどに通うことができない0歳~2歳のお子さんが多いというお話を伺いました。また、他の施設では母子同伴が多い中、当施設は母子分離で預かってもらえることから、名古屋市内だけでなく近隣の日進市や遠くは豊田市からご利用されている方もいらっしゃるそうです。
施設の見学後は、ほわわを運営している社会福祉法人むそう代表理事の戸枝 陽基(とえだ ひろもと)さんに、事業内容や起業に至る経緯についてお話いただきました。職員が68名おり、愛知だけでなく東京や宮城でも事業展開されていることから、フィールドワーク参加者から職員採用に関する質問が出たり、戸枝さん自身が20代にケアワーカーとして施設の現場で長らく経験を積んだことから社会福祉法人の経営ができているというお話から、戸枝さんが福祉に関わるきっかけについての質問が出たりと、濃密な時間に参加者の皆さんはとても満足されていました。
久遠チョコレートでは、型にくぼみをつけて抜くと模様がついたり、チョコレートの温度を一定に保つ機材を使うなど、道具や環境を工夫することで働く人の負担が少なくなるよう設計させていました。
また、同じ建物の2階にある児童発達支援事業所に子どもを預けたママたちが、1階の店舗で働く「ママcafe」という取り組みもされてそうです。
バレンタインも近づくご多用の中、フィールドワークを受け入れてくださり、誠にありがとうございました!
<参加者の感想>
・中で働く人たちのステキな笑顔!人材育成に悩む私にはとても刺激的な時間でした。
・冗談を交えながらわかりやすく話して下さいましたが、全身から芯の強さを感じました。
やはり、経営者はブレてはいけないと改めて思いました。
参加者は、今回の経験を踏まえて、2月27日(木)に開催されるあいちCOMPASS Final DemoDayに挑みます。ぜひ彼女たちの挑戦を聞きにご来場ください!
[フィールドワーク]
開催日:2月6日(木)10:00-11:30
訪問先:久遠チョコレート名古屋藤巻店・ほわわ名古屋星ヶ丘 (名古屋市名東区藤巻町2-2-656)
参加者:7名