セイエド 宜子

セイエド宜子

京都府舞鶴市出身。愛知教育大学国際文化コース卒業。商社にて貿易実務5年従事。学生時代、アジア(インド・ネパール・インドネシア等)に長期滞在中、多様な文化に生きずく、その土地固有の素材に人の手が加わった職人技には素晴らしい稀少価値があると感銘を受けました。その後主人の国パキスタンに当事者として生活する中で、この国にも農産物や繊維、鉱物等、質の良い素材が豊富にあるにも関わらず、製造業が未熟であるが故にほぼ原料のまま安価で海外に輸出されていて、自国の産業が育たないという途上国ならではの現状を目の当たりにしました。私は従来のこの貿易形態を改善し、素材の付加価値を付けるまでを原産国で完了させることで、商品の製品価値としての対価を現地に循環させたいと考えています。その為にその国独自の素材を見つけ、現地の職人の手によって日本の高い品質に仕上げられた商品を創り、国内外に販売したいです。特に商品に付加価値を付ける部分では、例えばイスラムの慣習から社会に出る機会のない女性の伝統的な刺繍を取り入れる等、社会的弱者の経済的自立に繋がる取り組みも積極的に行っていきたいです。